5〜14節 祈りについて
5節
祈るときにも、偽善者たちがするようにしてはなりません。彼らは、わざわざ人の目に付くように、会堂や街角に立って祈ることが好きなのです。しかし、確かに彼らは人に見られることでいい気になってすでに報いを受けてしまっているのです。
6節
あなたが祈るときは、人に見られるためでなく、誰もいないところで、人に見られないところにおられるお父様に一人で祈りなさい。人に見られるための祈りは自己満足のための祈りです。そうではなく、邪念を捨ててひたすら神様に祈れば、必ず神様は聞いて下さいます。
7節
あなたがたが祈る時には、他のある宗教の人々がするように、同じ言葉をただ繰り返したり、くどくどと祈る必要はありません。彼らはただ言葉が多ければ聞き入れられるように思っているのです。
8節
彼らの真似をしてはいけません。あなたがたのお父様はあなたがたが何を必要としているかをあなたがたが求める前からご存じなのですから、信頼して確信をもって祈りなさい。
9節(9〜13節 主の祈り)
だから、こう祈りなさい。
天にいらっしゃる私たちのお父様、
あなたのお名前があがめられますように
10節
あなたの支配される国が実現しますように
あなたの御心が天で行われているように、この地でも行われますように
11節
12節
私たちに負債のある者を私たちが赦しましたように
あなたに対する私たちの負債をもお赦し下さい
13節
私たちを誘惑に陥れないで、悪魔から救い出して下さい。
14節
もし、あなたがたが他の人の過ちを赦してあげるなら、あなたがたのお父様もあなたがたのことを赦してくださるでしょう。
15節
しかし、もし、あなたがたが他の人の過ちを赦さないなら、あなたがたのお父様が自分の罪だけは赦してくださるというような甘い考えでは決していけません。
16〜18節 断食について