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可能の副詞(よう)


「よう」には、二つの用法があります。

(1)形容詞「ええ(良い)」の連用形:よう(良う)
(2)可能の副詞:よう(得う)

(1)「よう」の肯定形の用法

形容詞の用法:よう[●○]

・もっと[●●○]、よう[●○]見なあかん[●○・●●●]:もっと良く見ないといけない
・よう[●○]かんで[○○●]食べや[○○●]:良く噛んで食べなさいよ
・からだ[●●●]、ちっさいのに[●●○○・○○]、よう[●○]食べんなぁ[○○○●○]:身体は小さいのに、良くたべるね

可能の副詞の用法:よう[●○]

・そんな[●●●]ちっさい[●●○○]字ぃ[○●]、よう[●○]見るんか[○●○▲]:そんな小さい字を見ることができるのか
・そんなくらい[●●●・●●●]5分で[●○○・○]、よう[●○]食べるわ[○○●・○]:それくらい、5分で、食べることができるよ


(2)「よう」の否定形の用法

形容詞の用法:よう[●○]〜(へ)ん

・あんまし[●●●●]、よう[●○]見てへんかった[●●・○○○○○]:あまり良く見ていなかった
・よう[●○]かまんと[○○○○]あかんで[●●●▲]:良く噛まないといけないよ

可能の副詞の用法:よう[●●]〜(へ)ん

・そんなこと[●●●・●○]、よう[●●]せんわ[●●○]:そんなこと、できないよ
・そんな[●●●]アホなこと[○●○・○○]、よう[●●]いわんわ[●●●○]:そんな馬鹿なこと言えないよ
・そんなぎょうさん[●●●・●○○○]、よう[●●]食べんわ[○○●・○]:そんな沢山、食べられないよ
・よう[●●]せんのん[●●・○○]ちゃうんかいな[●●○・○○○]:できないんじゃないの