ひとはパンだけで生きるもんやあらへん かみさんの口から出る ひとつひとつのことばで生きるのや |
安息日は 人のためにおますのや ひとが 安息日のためにあるのとちがいますのや そやさかい、人の子は、安息日の主でおますのや |
こころの貧しいもんは さいわいや てん国は その人らのもんやさかい |
悲しんでるもんは さいわいや その人らは 慰められますのやさかい |
おまはんらは 地のしおや もし しおのききめが のうなったら どうやって その味が取り戻されまんねや おまはんらは 世のひかりや 山の上にあるまちは 隠れることがでけまへん |
昔のひとらに 「殺しな ころしたもんは さいばんを受けんなん」言われてきたわなぁ。聞いてますやろ。 そやけど、言うときます。 きょうだいにたいして怒るもんは だれでもさいばんを受けなあかん。 きょうだいにたいして 「まぬけ」っちゅうやつは、ぎかいに引き渡されるのや また、「あほんだら」いうやつは、地獄の火いに投げ込まれるのやで |
「「姦淫」するな」言うて 言われて来たことは、聞いてますわなぁ。 そやけど、言うときます。 だれでも、すけべぇなおもいで おなごを見るもんは、心のなかで もう姦淫してるんや もし、おまはんの右の目えが つみを犯させんねやったら、抜き出して捨ててしまいなはれ 五体の一部を うしのうたかて、全身が地獄に投げいれられるより ましや |
「目えには目えを」言うて 言われて来たことは、聞いてますわなぁ。 そやけど、言うときます。 悪人に手むこうたらあかん。 もし、だれかが おまはんの右のほっぺたをどつきよったら、左のほっぺたも向けたりなはれ |
「となりびとを愛し、敵をにくめ」言うて 言われて来たことは、聞いてますわなぁ。 そやけど、言うときます。 敵を愛し、迫害するもんのために 祈りなはれ。 そうやって おまはんらのおとうはんの子供になるためなんやで |
おまはんが施しをするときには、右の手えのすることを 左の手えに知らさんようにせなあきまへん。 なんでかっちゅうと おまはんのする施しが隠れてるためなんや。 そしたら、かくれたことを見てはる おまはんのおとうはんは 報いてくれはんのやで。 |
地上に たからを ためたらあかん。 そやのうて 自分のために 虫もつけへん、さびもつけへん、 ぬすとが押し入って盗みだすこともあらへんてんに、たからをためなはれ おまはんのたからのあるところに こころもあるからや。 |
そやさかい、おまはんらに言うときます。 何を食べよとか、何を飲もとか、自分のいのちのことで 思いわずろうたり、 何を着よとか、自分のからだのことで 思いわずらうもんやあらへん。 いのちは 食べもんにまさるやないか。 からだは 着ものにまさるやないか。 空のとりを 見てみなはれ。 蒔くことも、刈ることもせえへんし、くらに入れとくこともしまへんやろ。 そやのに、おまはんらのてんのおとうはんは、ちゃんと鳥をやしのうてくれてはりますやないか。 おまはんらは、鳥より ずうっとすぐれたもんや。 おまはんらのなかで、誰が思いわずろうたから言うて、自分の寿命をちょこっとでも延ばせるもんが あるかいな また、なんで、着物のことで 思いわずらいますのや。 野のはなが どうやって育ってるか 考えてみなはれ。 働きもせえへん、つむぎもせえへんやないか。 そやけど、言うとくけど、えいがを極めたときのソロモンかて、このはなのひとつほどにも着飾ってへんかったんやでぇ きょうは生えてて あしたは炉に投げ入れられる野のくさかて、こうやって よそおうてくれはんねやったら、 おまはんらに、それ以上 ええようにしてくれはれへん筈がないやないか。 まず、かみの国とかみの義を求めなはれ。 そうしたら、こんなもんは みいんな ちゃあんと 与えてくれはるんやで。 そやから、あしたのことは 思いわずらわんでええのや。 あしたのことは あした自身が思いわずろうてくれますがな。 いちにちの苦労は いちにちでじゅうぶんや。 |
ひとを裁いたらあかん。自分がさばかれへんためや。 おまはんらがさばく そのさばきで じぶんも裁かれ、 おまはんらの量る そのはかりで じぶんもはかられるんやで なんで、きょうだいの目えにあるちりが見えんのに、自分の目えにあるざいもくがわかれへんのや。 自分の目えに ざいもくがあるのに なんで きょうだいにむこて 「おまはんの目えからちりを取らしてくれまへんか」て言えますのや。 偽ぜん者はん。まず、自分の目えからざいもくを取りのけなはれ。 そしたら、はっきり見えるようになるさかい、きょうだいの目えからちりを取りのけることができまっせえ。 |
求めなはれ。そしたら、もらえますのや。 探しなはれ。そしたら、見つかりますのや。 もんをたたきなはれ。そしたら、明けてもらえますのや。 なんでも 求めるもんはもらえ、探すもんは見つけられ、もんをたたくもんは、あけてもらえるのやさかい。 おまはんらのなかで 自分の子供が パンをほしがってるのに いしをやるもんがあるかいな。 魚がほしい言うてんのに へびを与えるもんがあるかいな。 このように、おまはんらはわるいもんでも 自分の子供には ええおくりもんをすることを知ってるとしたら、 てんにいてはるおとうはんは なおさら 求めてくるもんに ええもんを くれはれへんことがあるかいな。 そやさかい、なんでも ひとさまからしてほしいと願うことは ひとさまにもそのとおりにしなはれ。 これが、せいしょの教えっちゅうもんや。 |
せまいもんからはいりなはれ。 滅びにいたるもんは大きゅうて、その道はひろい。 ほして、そっから入って行くもんが おおいのや いのちにいたるもんは せもうて、その道はほそい。 ほして、それを見つけるもんは 少ないのや |
わてにむこうて「主よ」「主よ」言うもんが みんなてんごくに入るおもたら大間違いや ただ、てんにいてはるおとうはんの御旨を行うもんだけが、入りますのや。 |
マルタや、マルタ、おまはんは ぎょうさんのことにこころをくばりすぎて、思いわずろうてる。 そやけど、無かったらあかんもんは そんなにぎょうさんあるわけやあらへん。 いや、ひとつだけや。 マリヤは そのええほうを選んだんや。そして、それは、マリヤから取ったらあかんもんなんや。 |
この水を飲むもんは だれかて みな乾きます。 そやけど、わてが与える水を飲むもんは いつまでも かわけへんだけやのうて、 わてが与える水は、そのひとのなかでいずみとなって、永遠のいのちに至る水が、わきあがりますのや |
いっちゃんだいじないましめは、これだす。 イスラエルよ。聞きなはれ。 主なる わてらのかみは ただひとりの主や。 こころをつくし、せいしんをつくし、おもいをつくし、ちからをつくして、主なる おまはんのかみを愛しなはれ。 にばんめは、これだす。 自分を愛するように おまはんの となりびとを 愛しなはれ これよりだいじないましめは、ほかにおまへん。 |
わては、新しいいましめを おまはんらに与えます。 互いに愛し合いなはれ。 わてが、おまはんらを愛したように、おまはんらも互いに愛し合いなはれ 互いに愛しおうたら、それによって、おまはんらがわての弟子やっちゅうことを、すべてのひとが認めてくれますのや |