条件を表す場合、「〜たら」と「〜(れ)ば」という言い方があります。 大阪弁の場合には、圧倒的に「〜たら」を使う方が多いと思います。 いずれも、用言につきます。 1.形容詞につく場合 赤かったら[●●○○・○○] 悲しかったら[●●●○○・○○] 濃かったら[●○○・○○] 良かったら[●○○・○○] 大きかったら[●●●○○・○○] おいしかったら[○○●○○・○○] 2.形容動詞につく場合 きれいやったら[●○○○○・○○] 無駄やったら[●●○○・○○] 素直やったら[○○●○○・○○] 変やったら[○●○○・○○] あたたかやったら[●●●○○○・○○] 3.動詞につく場合 言うたら[●○・○○] 着たら[●・○○]、出来たら[●○・○○] 寝たら[●・○○]、越えたら[●○・○○] したら[●・○○] 会うたら[○○・●○] 見たら[●・○○]、悔いたら[○●・○○] 出たら[●・○○]、食べたら[○●・○○] 着たら[●・○○] 居ったら[●●・○○] |
否定条件を表す場合には、通常「たら」の前に否定の助動詞をつけて、 「なかったら[●○○・○○]」「なん・だら[○○・○○]」「んかっ・たら[●○○・○○]」「へんなん・だら[○○○○・●○]」「へんかっ・たら[○○・○○・●○]」を使います。 この他、「んと」という言い方があります。「〜ないと」の意味です。 はよ[○○]、寝んと[●・●●]、朝[○▼]起きられへんで[○○●○○●▲]。=早く寝ないと、朝起きられないよ。 食べんと[○○・○○]、大きなれへんで[●●●・●○・○●▲]。=食べないと、大きくならないよ。 |