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形容詞感動形のアクセント


大阪弁では感動、感嘆を表現する場合、語幹のみを用いて表現することができますが、この時に用いるアクセントを、感動形のアクセントと呼ぶことにします。

例えば、「ああ」と言う、感動詞をつける場合、

恐い(こわい)[●○○]→ああ、こわ[●●、○●][●●、○▲]
楽しい(たのしい)[●●○○]→ああ、たのし[●●、○○●][●●、○○▲]
おいしい[○○●○]→ああ、おいし[●●、○○●][●●、○○▲]
のようにアクセントが後ろに移ります。

ええ(良い)[○●]→ああ、ええ[●●、○●] とは、言いませんのでご注意を!

感動詞をつけない場合も、上のアクセントは可能です。しかし、感動詞をつけないで強く表現する場合には、次のように語尾を伸ばし、伸ばした語尾でアクセントをあげるようにします。

こわ→こわぁ[○○●]、こっわぁ[○○○●]
おいし→おいしぃ[○○○●]

感動形ではありませんが、終止形に「わぁ」をつけても、同じような意味になります。

恐い[●○○]→こわい・わぁ[●○○・●○]
楽しい[●●○○]→楽しい・わぁ[●●○○・●○]
ええ(良い)[○●]→ええ・わぁ[○○・●○]・・・尻上がりアクセントは、アクセントの待機が生じる
おいしい[○○●○]→おいしい・わぁ[○○●○・●○]