17節〜20節 まえおき
17節
わたしは、律法や預言者すなわち旧約聖書の教えを廃止するために来たのではありません。そうではなくて、あなたがたがその教えの外面的なことにこだわったり、自分勝手に解釈してしまって、あまりに誤解しているので、神様の本当の思いを伝えて、神様の教えを完成するために来たのです。
18節
天と地が消え失せても、旧約聖書の一点、一画に表されている神様の思いは必ず実現するのです。
19節
ですから、これらの教えの一番小さいものをも、破ったり、破っても良いと人に教える者があれば、天の国では最も小さい者と呼ばれるでしょう。
しかし、それらを実行し、人にもそれを守るように教える者は天の国では大きい者と呼ばれるでしょう。
20節
しかし、良く言っておきますが、あなたがたの義がパリサイ派や律法学者の義よりもすぐれていなければ、けっして天の国にはいることはできません。
パリサイ派や律法学者は旧約聖書の教えを自分勝手に解釈し、多くの戒律を作り出し、懸命に努力を重ねてそれらを守ることにより、自分の行いによって義となることができると主張していますが、それで天の国に入れると思うのは全くの傲慢です。神様が要求されるのは、そんな不完全な人間の努力によって実現できるような、並大抵のことではないのです。それは、これから順々にお話していきます。そして、神様が与えて下さるもっとすぐれた義を持たなければ、天の国に入ることはできないのです。。
21〜26節 殺人について
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