33〜37節 誓いについて
33節
旧約聖書には、「偽りの誓いをしてはいけない。誓ったことは必ず主に対して果たさなければならない(レビ記19:12、民数記30:2、申命記23:21)」と書かれているのをあなたがたはご存じでしょう。
34節
でも、あなたがたは勘違いをしています。
本当の神様の思いを告げましょう。
誓ってはいけません。
天をさして誓ってはいけません。なぜなら、天は神様の御座だからです。
35節
また、地をさして誓ってはいけません。なぜなら、地は神様の足台だからです。また、エルサレムをさして誓ってもいけません。なぜなら、エルサレムは大王の都だからです。
36節
あなたがたは、より大きなもの、確かなものを引き合いに出してそれをさして誓い、自分の行動を人前で正当化しようとしていますが、あなたがたは、何者なのですか? 神様に向かって誓いを立て、全く責任を果たせるほど完全な者なのですか?
あなたがたは、自分の頭の毛一本でさえ、白くすることも黒くすることもできないではないですか? それさえもできない無力な人間が、神様に対してどのように責任をとると言えるのでしょうか? それほどの大見栄を切ることができるのでしょうか? 自分を正当化するために、神様を引き合いに出すのはやめなさい。
37節
あなたがたは、神様に対しては、「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」と言い、ただ誠実でありなさい。それ以上のことは、悪い考えや自己中心的な思いから出てくるのです。
38〜42節 復讐について