用言(形容詞、形容動詞、動詞、助動詞など)を体言化するための助詞を準体助詞と言います。 共通語では、「の」があります。 「ん」は、「の」が転訛したものと考えられます。 「のん」は、「のもの」という意味が加わります。 用言を名詞化する例:用言の連体形に接続します。 行くのは[●●・○・○]、いやや[●●・○] 行くの[●●・○]、いやや[●●・○] 行くん[●●・○]、いやや[●●・○] 行くのん[●●・○・○]、いやや[●●・○] おいしそうなのを[○○○・●○○・○・○]、いただくわ[●●●●・○] おいしそうなんを[○○○・●○○・○・○]、いただくわ[●●●●・○] おいしそうなのんを[○○○・●○○・○○・○]、いただくわ[●●●●・○] 体言につけて「のもの」を表す例 それ[●●]、わたしのんや[○○○・●○・○] 「たん」は、「た」+「ん」で、完了の助動詞に準体助詞「ん」がついたものです。 用言の連用形に接続します。 行ったん[●●・○○]、だれや[●●・○] おいしそうやったんが[○○○・●○○○・●○・○]、これや[●●・○] |